撮影:月刊ギャラリー編集部
日本を代表する版画家の一人。東京藝術大学名誉教授。熊本県出身。
1968年以降写真を使ったシルクスクリーンと木版を組み合わせて自身の日常の断片を描いた「日記シリーズ」で独自の作品世界を作り上げ国際的な評価を受けてきました。
多色刷り木版と、写真をベースにシルクスクリーンというユニークな組み合わせを手漉き和紙の上に表現した「日記シリーズ」という作品群をドリット夫人との出会いから今日まで創作しつづけています。
日記をテーマにしている為、全ての版画のタイトルは、「日付」となっており、自らの作品については、「見る人の想像力をくすぐるような、抽象的なもの、ミステリアスなもの、ユーモラスな要素が好き。同時に現実的な配置のなかにどれだけ抽象的な要素を盛り込めるかということを見せたい」と2014大英博物館での野田哲也展にて語っています。